ひろかわさえこの絵本とそれから・・・


by pukuminn

2018年が明けました。
新年早々のお知らせです。
年末に急遽決まりまして、横浜の弘明寺にある子どもの本のお店
クーベルチップさんで、「ぞろりぞろりとやさいがね」の原画展を
させていただく事になりました。
昨年の10月の広島開催から、東京でもやりたいな〜と思っていたのですが
先に神奈川の開催になりました。
広さの関係から全点は飾れないのですが、今日中から選りすぐり?の十数点を
発送したところです。
お近くの方は是非お越し下さい。ちょっと家から遠いもので常駐は出来ませんが
27日の午後には小さなお話会とサイン会もさせていただきます。
なんと、その日にはあの、新刊も届いているはず!

●クーベルチップさんは、月火水は定休日ですので、ご注意を!

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もう一つお知らせ。
絵本ナビの「2017年絵本まつり」に、「ぞろりぞろりとやさいがね」が
ノミネートされています。実は、こういうイベントが有るという事も、今迄知らなかったのですが
年間1000冊以上出版される絵本の中からこの19冊の仲間入りで来ただけでも
相当嬉しいです。
去年は私事で悲しい別れが多かったのですが、今年は良い事あるかしら?
絵本まつりでは、お気に入りの絵本の投票とレビューを募集しています。1月18日まで!
覗いてみてくださいね。販売サイトでの書評も最高!でした。
https://www.ehonnavi.net/award/award.asp?aid=LJR8K&ts=LZRBK3J2ZD


今年は、楽しいことがたくさんありますように!
元気で仕事が出来ますように!
どうぞ,よろしくお願いいたします!

# by pukuminn | 2018-01-06 02:51 | イベント

さよならのあとで

12月になりました。
めっきり,冬ですね。

この時季になると、喪中はがきがぽつぽつと届いてきます。
今年は私が書いていました。
10月に5歳上の姉が亡くなりました。
考えてみると、姉は18歳で実家を離れているので
しっかり同じ屋根の下で暮らしたのは、たった13年…
それっぽっちしか,無かったのか、と思います。
でも、生まれた時からいるのが当たり前だったひとですから
日々、姉のいなくなった世界の穴が,大きくなっていくように感じます。

姉を空に送ったその夜に、部屋でぼーっとしていたら
机の横に積み重ねていた本の中から
ふいにこの本が私の手の中にやってきたのです。
本当に、見えない力が働いたような不思議なタイミングで。
数ヶ月前に、どこかで紹介されていて購入し、さっと読んで置いておいた本でしたが
勿論、初見の時も良い本だと思ったのですが、
でも、その時とはまったく違う言葉になったかのように、
私の心の中に入ってきました。
「さよならのあとで」

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まるで、息をしているような本です。

後書きを除けば、たった42行の言葉が、
ゆっくりとゆっくりと、語られて行きます。
今、この時に
一欠片の押し付けがましさも無く
静かにこころに寄り添ってくれるのです。

この美しい本を創った、ひとり出版社の夏葉社さんと、
野の花のようなつつましく優しい挿画を書かれた高橋和枝さんに
ありがとう、を言いたいと思います。
高橋さんは、もうずいぶん前からのお知り合いで
素敵な絵本を描かれる方です。

夏葉社さんのホームページに
「何度も、読み返される本を。」とあります。
そのとおりに、何度もこの本を開くと思います。
次に開くときは、また違った言葉に出会うでしょう。
もちろん、言葉はかわりません。
そこにいる私が、今とはちがっているからです。
本は、うけとめる側によっても創られるものだと思います。
絵本もです。

こだわりの、ひとり出版社さん
応援したいですね。

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# by pukuminn | 2017-12-02 03:46 | 好きな本

広島東城 原画展

10月の後半はいろいろ有りまして、
ブログにアップするのがこんなに遅くなってしまいました。
広島県東城で開催していただいた「ぞろりぞろりとやさいがね」の原画展
10月17日、18日と行ってまいりました!

この時季には珍しい長雨の続く中、東城に到着すると…
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やりました!晴れ女の面目躍如です。早速会場へ


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著作本と一緒に、季節の実りなども飾られて、とても温かな心配りをしていただきました。

そして、とても楽しみにしていた百姓庵「紡」へ

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この景色!雨あがり、畑の野菜の緑がきれい!「紡」のお庭からの景色です。
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ここを訪れた児童書の作家たちの記念樹が並んでいます。
私は可愛く「ひめりんご」にしていただきました。
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にわとりさん


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やぎさん(夫)


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やぎさん(妻)妻には角が!



百姓案「紡」は体験学習が出来る農家民宿です。
今回は時間が無くて残念でしたが、いつかその体験メインで行ってみたい!

夜は心づくしのお料理で、もちろんいっぱい。
囲炉裏を囲んで,広島から来て下さった[子どもの本・大好きの会]の方とも交流。
楽しい時間を過ごさせていただきました。
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囲炉裏で焼けるヤマメと鮎

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これは珍味!上からシシ肉の薫製、ワニの刺身(笑)、お手製の柚餅子
柚餅子は黒い方で乗っているのはクリームチーズ♡


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大きななめこ!北海道の落葉というキノコに似ています。絶品♡



翌日18日は本番。画像が無いのが残念ですが、八幡小学校という全校生徒22人の小学校へ。
広い講堂で絵本のお話をさせていただきました。
授業時間の一時間分という短い時間でしたが、
終わって休み時間になったら子どもたちがわーっと寄って来てくれて
どうもひとり一問ずつ質問を用意してきたみたい。可愛かったなぁ〜

そして次に目指すは、
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なんと素敵なネーミング!本当にタヌキやイノシシが出るんだそうで…



ぽんぽこやま保育園では、あかちゃん絵本の読み聞かせ。ここは園児9人だったかな?
みんな兄弟みたいに育っているところが、なんとも微笑ましく暖かいですね。

ぽんぽこやまを後にして、寄った凄い歴史ある、奴可神社のお祭りも、
神楽を踊っているのはみんな子どもたち。村の長老から教わるのだそうです。
このお祭りにあわせて、七五三もお宮参りも、老若男女が皆集う。
もう都会では無くなってしまった地域の繋がりが、皆で子どもを守り育てていく…というような
とても懐かしいものがありました。

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去年は事情があって,諦めてしまった東城、今年は行けて本当に良かったです。
日本の田舎の素敵なところがいっぱい詰まった、また行きたい♡という所でした。
お世話になった皆様、本当にありがとうございました!

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旅立つ朝の百姓案「紡」






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他所には出ていないという酒造のお酒、買って帰りました。


おや、もうへっている…

























# by pukuminn | 2017-11-07 16:03 | イベント

わんわん探偵団のこと

「わんわん探偵団」の16刷が届きました。
初版が2002年なので、15年間に毎年一回くらいのペースで版を重ねたことになります。
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ページをぺらぺらとめくりながら、いろんな事を思い出しました。
この本は、約150ページくらいありますが、全ページに絵が入ります。これはちょっとしたボリューム!
しかも、推理ものなので、絵の中にヒントを隠していたり、物や背景の位置関係なども重要、
主人公の本業(?)が犬のトレーナーなのであらゆる犬種が出て来ます。
なのでかなりきっちりしたラフスケッチを描いて作家チェックを受けなくてはなりません。
150ページ分の絵を、ラフスケッチ、下書き、本描き、三回描くわけで、
楽な仕事なんて無いから当たり前とはいえ、幼年童話の挿絵がほぼ初体験だった私は、ふーふーひーひー。
このシリーズは、「わんわん探偵団・おかわり」「わんわん探偵団・おりこう」と続き、
さてどれだけわんちゃんを描いたことでしょう?!
登場人物を描き分けるのも面白く、外の見える喫茶店で道行く人をメモ風にスケッチした事もありました。
当時,長女は中学1年、次女は小学校2年、実はこっそり登場させています。

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好物のいも天を買っているのが長女

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ニコちゃんTシャツの子が次女

こんな風に、本に描き込まれるのは、絵描きの子どもに生まれた特権か?いや迷惑かもしれません。
でも、今となっては思い出深い本になりました。
15年こつこつ売れて、今も店頭にあることもありがたく、
手を動かすことで鍛錬にもなったし、犬を描き分けるのもね!
なんせ、犬のスタイルの千差万別な事といったら猫の比ではありません。
作家紹介のページでは、杉山さんも私も犬に化けて…
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もちろん、本文中にも潜んでいますよ。
ね!↓

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# by pukuminn | 2017-09-08 14:30 | おしごと
待望の(個人的にです)絵本が出来て来ました。
春に描いていた絵本、当初は7月出版を目指していましたが
諸々の事情から、9月の出版になりました。
十五夜さんまでには、店頭にも並ぶとのこと…

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タイトル文字も、「思い切り遊んでください」という私の依頼に
120%応えてくださった、デザイナーの山崎理佐子さん、感謝です。
丁寧な編集で支えて下さった、偕成社編集部のSさん、ありがとうございました。
おかげさまで、楽しい一冊が出来たかと、自負しています。

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扉です。扉の中で冷蔵庫の扉がそっと開いて…

私は絵本作家の他に主婦業も兼業していますが、
こちらはあまり胸を張って言えるような事ではなくてね、仕事を言い訳に手抜きし放題なのです。
日々の食材はほとんど生協でお願いしていますが、消費するつもりで買った野菜達…
忙し過ぎて作れなかったり、用事が出来て外食が続いたりすると、
とても申し訳ない事になるのです。
そういう野菜達を生ゴミに出すときは、本当に心がズキズキするのです。
この野菜達、怒ってるんだろうな…って。
そういう積年の後悔から生まれた絵本です。
愛すべき野菜達に「ごめんなさい!」の気持ちを込めて描きました。
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一生懸命描きました。

思えば、この絵本の発想の芽が出たのは18年も前のこと。
娘たち二人と、山梨の友人のお家に遊びに行く道中、小さなノートに落書きして遊んでいた時に
たくさん野菜の絵を描きました。その中に芽を出したジャガイモの絵があります。
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これこれ。


こんな落書きから、始まったのだなぁと、なかなか感慨深いものがあります。
絵本が生まれる場所は、遠い所ではありません。
私の場合は特に、半径10メートル以内な気がします。






# by pukuminn | 2017-08-21 18:12 | おしごと