ひろかわさえこの絵本とそれから・・・


by pukuminn

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ぶうちゃんのこと

ぶうちゃんは、近々出版になる新刊絵本の主人公。
またまた、ぶたさんです。
今日、その絵本の初校が出ました。
実は,この絵本、今年の初めには、お話一行も出来ていなかったのです。
それまで煮詰めていたお話が、去年の暮れのどん詰まりでボツになり、
う〜〜〜〜〜ン、えいやぁっ!と再起して描いたお話です。
私の古い友人の子どもの頃の思い出話が、ずっと面白いエピソードとして、私の中に残っていて、それを元に作りました。

正直、どうなるかと思いました。
「もう、できません。」と撤退を考えたこともありました。

発行者と編集者と作家と、その三者がそれぞれに、とても人間的な拘りを持って
誰ひとりとして、仕事という割り切り方をしない、、、、
これは絵本を作る時に良く有ることなんだけど、
もしかしたら
絵本に独特な傾向なのかもしれないと、ちょっと思います。
それが、作っていく上でなかなかな大変さであり
そして、面白さでもあるんですよね。
ひとりで作ったのでは、ぶつからない問題にぶつかり、
それを超えることで
作品がしゃんとする。そんな気がします。
苦労はしたけど、はしり始めたらトントン拍子!ぶただけに!
今日の校正刷りも良い感じにあがっていました。

ぶたさんは、前回のブログで書いた「もーいいよ」以来、描きたい動物NO1だったのですが
さてお話を描いてみると、あのこぶたくんとは、どうもキャラが違う様子です。
絵本にかかる時に、まず絵のタッチ見本もかねて主人公の小さな絵を一枚描いてみます。

「もーいいよ」はこれ
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そして、今回のぶうちゃんは、おかあさんと一緒に、こんな感じ
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こんどのぶうちゃんは、どうもひとくせありそうな・・・

ぶうちゃんの絵本は
「わかってるもん」 ハッピーオウル社から、
5月3日憲法記念日♡に発売の予定。
見本誌ができたら、またお知らせしますね。

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by pukuminn | 2016-03-17 18:48 | おしごと

まーだだよ

「もーいいかーい?」

「まーだだよ」

「もーいいかーい?」

「もういいよー!」

という感じで、この絵本の紹介が出来ることになりました。

「まーだだよ」

まーだだよ (たんぽぽえほんシリーズ)

間部香代 / 鈴木出版



鈴木出版の「こどものくに」昨年の4月号のお話が、3月発売で単行本デビューしました。

間部香代さんの文章がとてもリズミカルで、私の好きなオノマトペがたくさん使ってあって、とても楽しいお仕事でした。
文章をいただいた途端に、その世界が持っている景色が浮かんできて、シマシマパンツのふごふご柔らかいお鼻のぶたちゃんも、すぐその景色の中を走り回り始めました。
とても素直に可愛らしいお話で、春のぽっかぽかのお陽さまみたいに和みます。

そろそろ道端に,小さな春の花が咲き始めていますね。

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動物はだいたい好きなのですが、いざ描くとなると得意不得意が出てきてしまって
いくら描いても、う〜ん、、、と納得できない動物もいます。
私にとっては、サイとか、ヒヒとか、馬やキリンも難しい。
実はぶたさんは、そうでは無かったのですが、どうもパターン化し勝ちで好きなものが描けていなかったのです。
でも、この絵本で描いたぶたくんで、私の中に密かな「ぶたブーム」が到来しています。
この春に描いていた新作は「ぶたが描きたい」から始まりました。
そのお話は次回のブログで。

そうそう、この「まーだだよ」で登場するぶたくんの小さな仲間たち。
その中から、この秋には月刊誌でぶたくんから主人公のバトンが、このこに渡ります。

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by pukuminn | 2016-03-05 14:58 | おしごと

鶴の里へ

3月になりました。暦は春…でもまだ底冷えがして暖房がはなせませんが。
4月の出版に向けて、2月は絵本の制作で追い込まれていましたが、
20、21日の二日間、ちょっと絵は中休みして、鹿児島に行って来ました。
中休み,と言っても仕事で行ったのですが。

鹿児島は2度目。前回一昨年の秋にJPICの講師で鹿児島市に伺い、
その時に御縁が繋がって、今回の出水市でした。
出水市は「読書推進日本一」を目指して、市民読書の日を設けたり、
家読20分間運動、なんていうのを推進していたり、
とにかく読書活動に熱心に取り組んでいるまちです。
その年に一度の「読書活動日本一のまちづくり推進大会」にお呼ばれしたのですが、
絵本作家は初めてとのこと…え?私で良いのか?なにか、すごく責任重大なような…
と思いつつも、帰るわけにも行かないので、がんばってきた訳でした。
大会では、小学校の読書会の劇や鹿児島弁の言葉遊び、
中学校のサークルのペープサートなどの発表も有って,子どもたちの可愛いこと!

さて自分の番が来て、広いホールの高い壇の上で話すのは、ただでも緊張するのに
客席との距離が遠いので、言葉が届いているかとても不安になります。
前の方に,頷いたり笑ったりしてくれる方がいると、とっても救われます。
今回もそういう方に救っていただきつつ、なんとか絵本のお話をして来ました。
出水市の皆さん、教育委員会の皆さんには,本当に暖かく迎えていただいて、
感謝感謝です。

さて,翌日は鹿児島の本屋さんブックスミスミの北村さんと濱嵜さんが案内してくださり
出水、鹿児島観光&お買い物♪
最近は地方へ行った時、地産の野菜や果物など仕入れるのが楽しみです。
物価が安いので,送料をかけて宅急便で送っても、東京で買うより安いかも。
しかも新鮮、美味しい!
安納芋、サワーポメロ(みかん),サラダ玉葱、原木しいたけ、鹿児島醤油、黒糖、
それから、あく巻き!
あく巻きは、竹の皮で包んだ餅米を灰汁汁で茹でた、極太のちまきみたいなもので
輪切りにしてきな粉や醤油で食べるのですが、これが、とっても美味しかったです。
画像が無くてごめんなさい。

そして、出水市で何が有名かと言えば、何と言っても鶴なんですね。
ほ〜ら!
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大陸から越冬の為にやって来る鶴は、毎年10000羽を超えるそうです。
夏は一面の水田になり普通の農村の風景になるそうですが、観察センターからは
すぐ目の前を大きな羽を広げて飛ぶ姿がみられて、そう出会えない景色に感動。
マナヅルとナベヅルが主ですが、鶴は家族単位で行動するのだとか。
良く見ていると、家族が解ります。
ひとりものは、ここでカップルが出来たりするそうです。
これは、ナベヅルの幼鳥かな。
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飛ぶ姿も大きいので迫力がありますね。
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ツル観察センターの前で
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ツル観察センターのあとは,桜島を見に鹿児島市へ。
城山公園展望台。城山は西南戦争で西郷さんが自刃したところですね。
眼下に鹿児島の街が広がり、真正面に桜島がど〜んとかまえて見えます。
お天気に恵まれて、ほんとに良かった♪

左から、北村さん、私、濱嵜さん。
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お二人には,本当にお世話になりました。
ありがとうございました!
楽しい時間を過ごさせていただき、あっという間に帰る時間でしたね。

最後におまけの一枚。出水市いわし茶屋のイワシ寿司定食、絶品!
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by pukuminn | 2016-03-01 23:32 |