ひろかわさえこの絵本とそれから・・・


by pukuminn

カテゴリ:旅( 13 )

大島絵本館

本当に、日々の過ぎるのが早くていやになってしまう。
富山に行ってからもう2週間も過ぎてしまいました。
そして、仕事がちっとも進んでいない…ブログを書いている場合でもないのだけど。

でも、せっかく富山に行ったのだから、と気を取り直して。
11月11日12日と富山市に行って来ました。目的は12日のJPIC読書サポーター講習会の講師です。
北陸に行くのは生まれて初めてで、しかも北陸新幹線、わくわく!
私の両親共、ルーツが北陸なので、とても来たかったところ。
本当は延泊してゆっくりあちこち見たかったのですが、進まない仕事に気持ちだけ急く思い。
でも、11日は早出して、昼頃に富山市に到着。
駅前のホテルに荷物を預けて、あいのかぜ鉄道に乗りました。

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「こすぎ」と「越中大門」駅のどっちにしようか?と迷って、隣の席の女学生さんに
「越中大門」でタクシーひろえるかしら?とたずねたら、
「多分、大丈夫です」という返事で、越中大門に決定。

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あれ?タクシーいない。大丈夫じゃないじゃん。
タクシー乗り場は有るんですけどね。で、看板の番号を携帯で。
ん?通じない! ああ、市外局番が無いんだ。携帯からは市外局番が必要だものね。
ん〜〜〜〜〜〜〜
と、公衆電話発見!これでかけなおし。なんとかタクシーGETして、目的地に。

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射水市大島絵本館。富山に行ったら、絶対行こうと思っていた所です。
平日とあって、とても空いていてゆっくり見る事が出来ました。

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ギャラリーはみやこしあきこさんの原画展開催中。「ピアノはっぴょうかい」など素敵な原画を見ることが出来ました。
そして、ここの蔵書が素晴らしい!

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種類別に分類した棚など、とても絵本に対する愛情が感じられて嬉しくなりました。
大島絵本館では、手作り絵本のコンクールも毎年開催されていますが、
ホールの上の階には、そのベースになるような絵本の手作りを体験する設備が完備していて
子どもでなくても、思わず画材を手にとりたくなる感じです。

レストランで司書の方とお話をしていたら、事務局長さんが帰っていらして周辺を案内して下さる事になりました。

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平成24年に開通した日本海側最大の斜張橋、新湊大橋。

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かつての商船学校の練習船、海王丸。夏には山間部の子どもたちの夏期合宿が出来るのだそうで、いいなぁ、泊まってみたいなぁ!

ちょっとふらっと立ち寄るつもりが、夕方までしっかり観光させていただきました。
大島絵本館皆様、ありがとうございました!

こちらはおまけ。
富山は美味しいものたくさん有りましたが、かまぼこも有名。
しかもこんな楽しい細工かまぼこが。スイカもイチゴもあったけど。

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あちこち仕事と言いながら、
帰りはお土産で大荷物になってしまうのですよね。
富山、良いところでした。
行きのがして心残りの所もあり、雪の立山連峰もビルの谷間に垣間みた程度だったし
また,行かなければね!
by pukuminn | 2016-11-27 15:43 |

鶴の里へ

3月になりました。暦は春…でもまだ底冷えがして暖房がはなせませんが。
4月の出版に向けて、2月は絵本の制作で追い込まれていましたが、
20、21日の二日間、ちょっと絵は中休みして、鹿児島に行って来ました。
中休み,と言っても仕事で行ったのですが。

鹿児島は2度目。前回一昨年の秋にJPICの講師で鹿児島市に伺い、
その時に御縁が繋がって、今回の出水市でした。
出水市は「読書推進日本一」を目指して、市民読書の日を設けたり、
家読20分間運動、なんていうのを推進していたり、
とにかく読書活動に熱心に取り組んでいるまちです。
その年に一度の「読書活動日本一のまちづくり推進大会」にお呼ばれしたのですが、
絵本作家は初めてとのこと…え?私で良いのか?なにか、すごく責任重大なような…
と思いつつも、帰るわけにも行かないので、がんばってきた訳でした。
大会では、小学校の読書会の劇や鹿児島弁の言葉遊び、
中学校のサークルのペープサートなどの発表も有って,子どもたちの可愛いこと!

さて自分の番が来て、広いホールの高い壇の上で話すのは、ただでも緊張するのに
客席との距離が遠いので、言葉が届いているかとても不安になります。
前の方に,頷いたり笑ったりしてくれる方がいると、とっても救われます。
今回もそういう方に救っていただきつつ、なんとか絵本のお話をして来ました。
出水市の皆さん、教育委員会の皆さんには,本当に暖かく迎えていただいて、
感謝感謝です。

さて,翌日は鹿児島の本屋さんブックスミスミの北村さんと濱嵜さんが案内してくださり
出水、鹿児島観光&お買い物♪
最近は地方へ行った時、地産の野菜や果物など仕入れるのが楽しみです。
物価が安いので,送料をかけて宅急便で送っても、東京で買うより安いかも。
しかも新鮮、美味しい!
安納芋、サワーポメロ(みかん),サラダ玉葱、原木しいたけ、鹿児島醤油、黒糖、
それから、あく巻き!
あく巻きは、竹の皮で包んだ餅米を灰汁汁で茹でた、極太のちまきみたいなもので
輪切りにしてきな粉や醤油で食べるのですが、これが、とっても美味しかったです。
画像が無くてごめんなさい。

そして、出水市で何が有名かと言えば、何と言っても鶴なんですね。
ほ〜ら!
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大陸から越冬の為にやって来る鶴は、毎年10000羽を超えるそうです。
夏は一面の水田になり普通の農村の風景になるそうですが、観察センターからは
すぐ目の前を大きな羽を広げて飛ぶ姿がみられて、そう出会えない景色に感動。
マナヅルとナベヅルが主ですが、鶴は家族単位で行動するのだとか。
良く見ていると、家族が解ります。
ひとりものは、ここでカップルが出来たりするそうです。
これは、ナベヅルの幼鳥かな。
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飛ぶ姿も大きいので迫力がありますね。
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ツル観察センターの前で
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ツル観察センターのあとは,桜島を見に鹿児島市へ。
城山公園展望台。城山は西南戦争で西郷さんが自刃したところですね。
眼下に鹿児島の街が広がり、真正面に桜島がど〜んとかまえて見えます。
お天気に恵まれて、ほんとに良かった♪

左から、北村さん、私、濱嵜さん。
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お二人には,本当にお世話になりました。
ありがとうございました!
楽しい時間を過ごさせていただき、あっという間に帰る時間でしたね。

最後におまけの一枚。出水市いわし茶屋のイワシ寿司定食、絶品!
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by pukuminn | 2016-03-01 23:32 |
前回の続きです。
「震災で消えた小さな命展3」の搬入のあとは、
絵本美術館「森のおうち」併設のコテージに、うささんと、谷村さんと一泊。
本当は、ちょうど獅子座流星群が観測できる日ということで
みんなで流れ星をみるのを楽しみにしていたのですが、
あいにくの雨。晴れ女の私も、パワー不足でした。

お泊まりしたコテージ
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コテージは森のなかに建っているので、真っ暗な木立の中の径を歩かなければ
レストランなどには行き着けません。
そこで、自炊!です。
一台きりの電磁調理器に,鍋とフライパン、う〜む、どこまで出来るか?

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でも、なんとか、4品出来ました。
コーンスープ、だしまき卵、野菜と豆腐のエスニックカレー、じゃがもち!
お酒もおしゃべりもすすみました。

こういう場所で何か作る…というのが、とても楽しいです。
不便なりに工夫するのも、それなりの出来上がりでも。
翌朝は残ったパンと牛乳と卵で、フレンチトースト。
「森のおうち」の館長さん手作りのりんごのコンポートで、ぐっとグレードアップです。

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そして、最後に記念撮影

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帰る時間が迫ってきましたが、もう一軒寄らなくてはならない所が。
だって、安曇野といえば!穂高といえば!蕎麦でしょ!
しかも,新蕎麦!
食べもの話題ばかりですみません。
私は、大の蕎麦好きで、旅に出るとほとんど御当地蕎麦屋を探して入ります。
今回は、事前に情報を入手。
穂高駅近くの、「一休庵」さんへ。

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蕎麦を待つ時間
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うささん↑ あかねちゃんと、私↓
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きたきたきたきた!
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朝ごはんから、時間があいてなかったので、
食べられるかと危ぶんだのですが、その美味しさにぺろりと。
蕎麦、♡です。
最後は蕎麦でしめて、ちいさな旅を終了。
最後迄、美しい山並みは低い雲に覆われて見られませんでしたが
駆け足ですから、仕方ありません。

でも、いつきても素敵な所ですね。安曇野。

おまけ写真。駅前にひつじがいたので、はまってみました(笑)

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by pukuminn | 2015-11-25 01:33 |

水鉢の景色

何となく月刊のほほんほん…になって来ていますが、もう少し頑張らないとですね。
秋が深まってきて、私の部屋も底冷えがするようになりました。
やっと,先週で年内の〆切仕事を終え、ほっとした途端に風邪気味。
葛根湯にて押さえつけましたが、要注意ですね。

先月末は、大阪のお仕事の帰りに、ちょっと奈良まで足を延ばし、
世界文化遺産の元興寺に初めて行ってみました。

元興寺は、奈良市にある、南都七大寺の1つに数えられる寺院。蘇我馬子が飛鳥に建立した、日本最古の本格的仏教寺院である法興寺がその前身である。法興寺は平城京遷都に伴って飛鳥から新都へ移転し、元興寺となった。by ウィキペディア

蘇我馬子!
山岸凉子さんの「日出処の天子」を読んで以来少女マンガ風のイケメン画像が頭に浮かんでしまうのですが、
何と言っても聖徳太子の時代の方ですから、ほえ〜〜ものすごく歴史があることが,こんな私にも解ります。

元興寺全景

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古い寺院をぐるりと取り囲んで繁茂する萩がとても印象的で、一句

萩叢やばうばう揺れて古寺埋む

俳句は,句会に通いだして、もう8年になりますが、
まだこうやって人前に曝すのに照れてしまいます。
元興寺は大きな仏閣で、とても萩が茂ったとて埋もれてしまうような寺ではないのですが。

でも、廃墟になった家をツタが覆い隠しているのは、たまに見かけます。
もし人の手が入らなくなって何年もすれば、どんな大きな建物でも
植物に覆われてしまうのではないかと思います。
植物に喰われている…そんなとんでもないエネルギーを感じる時があります。
人為的に壊されてしまった自然が,元の形を取り戻そうとしているようにも見えます。

大きな宇宙の歴史の中では、人間も過ぎてしまう旅人なのだから
自然に帰るもので暮らすのが、本当は一番良いのでしょうね。
取り返しのつかないようなものを、作りすぎたのかもしれませんね。

気持ちの赴くままに書いていたら、どんどん長くなってしまいました。
大きな仏閣の片隅に、水鉢が三つ。
その小さな世界に、ちょっとみとれてしまったのです。

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丸い額縁の中に描かれた,活き活きとした絵のようで
異次元の世界への入り口のような気もしてきます。
こんな小さな世界にこそ、日本人の細やかな感性が生きているように思います。
日本に誇りを持つなら、こんな文化の世界が良いです。
庭の石仏、その間を覆う苔も美しかったです。

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by pukuminn | 2015-11-12 16:50 |

ひ と い き

いそがしくはしっていたら、紫陽花の季節になっていました。

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「子どもの本・九条の会」7周年イベントは盛会に終わり、延べ5日間でほぼ1000人の方が訪れてくださいました。
よかった です。
原画展も好評で、会期中に、もう3カ所くらい開催したいという打診がありました。
できるだけ、たくさんの方に見ていただきたいです。
絵はもちろんですが、絵に添えられたメッセージが、また良いのです。

5日間終えて,脱力・・・・・してもいられない手元の事情がありますが
気分転換に小さな旅をしてきました。

海辺へ

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砂丘をあるいて あるいて あるいて

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海が見えました。
今の時期、ひとは少なくて

コウボウムギの群生

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これは、ハマボウフウ?食べられるんですってね、どうやって?

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これは、なあに?海辺の植物はおもしろい

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浜は広くて、釣り人や、親子連れが、たまにとおりすぎるだけ。

波のおと 風のおと 鳥の声 それだけ

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綺麗な玉砂利の浜で、座ると気持ち良く、しばらく海を見ていました。

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ほんとうは、スケッチでも…と思ったのですが
海を見ていたら、それだけでいいという気持ちになっていて

ふぅーっと、深い呼吸をするような、時間をすごしてきました。

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さて、と

おしごとおしごと。
by pukuminn | 2015-06-14 17:10 |

ベトナムの旅 おまけ

5泊6日のベトナムの旅、正味4日でしたがブログに書いたら6回分にもなってしまいました。
でも、まだおまけが。
おまけは、ベトナムの食べ物のこと。
パクチーが苦手な私は、かなり心配だったのですが、「せわぁない!」でした。
ベトナムはお米を食べる国なので、ほとんど違和感無し。
国土が南北に長く、お米を食べる農耕民族のベトナムは,日本と共通点がたくさん有るのかもしれません。
定番生春巻き
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揚げたのも
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市井の綺麗とは言えないけどお客さんの多い食堂のチャーハンは絶品!
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こちらは上品な蓮の葉のちまき
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かぼちゃの花の炒め物
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気に入って毎晩食べたcottonの炒め物は綿の花芽かな?
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海老のフライ、海産物は美味しいです
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これはドンコイ通りのカフェでお昼に食べた焼きビーフン
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別の日のフォー。ハーブは自分で好きなだけ
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飲み物はジャスミンティーや緑茶(砂糖入り)など色々ありますが
うささんが頼んだこれ
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ヌックズア、ココナツの実です。
果汁を飲んだあと、実が食べられます
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お店の人がくりぬいてくれて、
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真っ白な果肉。グラニュー糖をつけて食べました。これは、おやつ!


ビールはSaigonと333(バーバーバー)
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しあわせ♡

実は気に入ったお店がみつかり、4晩のうち3晩もそこに通い
3回目は大歓迎を受けました。
とても感じの良いお店、またホーチミンに行くことがあったら
必ず行きたいです。
「19」さん、ありがとうございました!
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by pukuminn | 2015-05-05 01:55 |
ベトナムの旅も6回目のアップになりました。
ちょっと疲れてきましたが、ここまで来たら旅の全貌を!なんて大袈裟です。
ホーチミンの街のエネルギーに圧倒され、ベトナム戦争の傷跡に少なからずの衝撃を受け、
頭も心もいっぱいいっぱいになった頃、素敵な場所に案内していただきました。
アオザイミュージアムです。
アオザイは、ベトナムの民族衣装とはいえ、今でも生活の中に生きていて、
学生服だったり、ユニホームだったり、正装だったりするようです。
アオザイのデザインの第一人者であるデザイナーのレー・シー・ホアンさんが企画した
美しい庭園つきのミュージアムが、ホーチミン市の郊外にあります。
ホーチミンから車で走る間、可愛い色の建物が並ぶ村落や、
大きな角の水牛がのんびり草を食む姿、いくつもの小さな河川に出逢いました。
今は豊かな緑が美しい田舎の風景です。40年前の戦乱で荒れた景色は想像がつきません。

ミュージアムに着きました。
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公園のような広くて美しい庭園です。
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ここが展示室。きれいなアオザイの女性がお出迎え♫
ここには、時代によって変わってきたアオザイの歴史が展示されています。

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ミュージアム自体の内装がとても素敵!
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帽子(?)は日本のものとよく似ています

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これは下駄にそっくり
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一番初期のアオザイ
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フランス統治時代
フランスのファッションの影響受けてますね。

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高貴な方のアオザイ

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これは戦争の頃

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日本の手描き友禅のような美しい模様

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案内してくれた戦争証跡博物館のスンさんと。
彼女はとてもアオザイが似合います。



外に出ると、こぼれるように咲いている珍しい花
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珍しい実
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ながっ!
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でかっ!
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これは!?
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庭園の池の中程にはデッキがしつらえてあり、
ファッションショーなども催されるそうです。
綺麗でしょうね
いろいろなドラマのロケにも使われるそうで、ちょうど行った時は
「おしん」の撮影中でした。ベトナム版「おしん」ってどんなでしょう?

緑の中、鳥の声と良い空気
すっかり癒されたひと時でした。
ベトナムでお世話になった皆様、本当にありがとうございました。

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by pukuminn | 2015-05-04 22:09 |
ホーチミン(旧サイゴン)はベトナム最大の商業都市。
空港から路上に出た途端にカルチャーショックが襲って来た感じ。
タクシー斡旋所のお兄さんに22万ドンとふっかけられ、街までは16〜17万ドンと聞いていたので拒否をして、自分でタクシーを見つけて乗ったのですが、降りる時には17万ドンのところ10万ドン紙幣2枚渡したら、「マダム、チップ!」とにっこり笑って言われて、しっかり3万ドンのチップをとられました。1万ドンは約50円です。

航空券込みの格安パックでとったお宿は、バックパッカーがたむろするデタムストリート。
飲食店やディスコが林立する不夜城の中に混在する間口の狭い5、6階立てのホテルの一軒でした。
部屋はこじんまりながら清潔で良かったけれど、夜中の2時まで下のディスコの騒音が,ドンチャカ。
宿から一歩出ると、早朝でも泥酔した外国人がごろごろしているし、
う〜ん、選択を間違えたかな?とも思いましたが、宿の人も親切だしこれも旅の面白さです。

          
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部屋の窓からの景色


驚いたのはバイクの多さ。そして信号の少なさ!どうやって渡るの?
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でも、なんとかなるもんですね。皆で渡っても、ちょっと怖いけど。
ある夕方、こんな感じの大通りを目の前に立ちすくんでいたら、
やはり道を渡ろうとしていた買い物帰りの小柄なおばあちゃんが、笑って私に目配せすると
優しく手をひいて一緒に渡ってくれました。
次の道でもまた出逢って、また手をひいて、、、
言葉も通じない日本人に、、、涙が出るほど嬉しい出来事でした。
あの、おばあちゃんに、また会いたいです。

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夜のベンタイン市場です。
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市場の外の屋台風のお店。どこもカラフル!

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しっかりカモにされた珈琲屋さん(泣)


ベンタイン市場は,ホーチミン最大の市場で、観光客がたくさん行くところです。
建物の中にはぎっしり小さな店舗が詰まっていて、衣料品、日用品から生鮮食料品まで揃います。

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おお、南国のフルーツがいっぱい!
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乾物やさん。黒いのは何でしょう?なまこ?
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娘が36万ドンから5万ドンまでねぎって買ったかにさん。


ホーチミンはフランス領だった時期も長く、フランス風の建築物がたくさん有ったり、今は近代的なビルもたくさん有るのですが、日本に帰って写真を見返すと、そういうものがちっとも写っていません。これは自分の興味の為せる技ですね。
ごったがえしの風景でも、人の暮らしが生きているところが、やはりおもしろく感じます。



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ホーチミンの街は人のエネルギーに溢れています。
一日中、バイクの音、人の話し声、街の音で充満していて、ずっと年末の市場の喧噪の中にいるようで、少し疲れてもきます。私の年のせいもあるのかもしれませんが。

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街の喧噪を離れサイゴン川の対岸に来てみました。
風が吹いて気持ちがいい。束の間ホッとする時間でした。
船に見えるけど、ホテルだそうです。
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発展していく都市の姿が見えます。











by pukuminn | 2015-05-04 15:54 |
ベトナムの旅3を書いてから、たまっていた仕事に追われ、やや拍子抜けしまった感じですが、もう少しベトナムの旅を続けます。
クチのトンネルは、南ベトナム解放戦線の地下要塞。今はすっかり観光スポットになっています。
当初は1948年、抗仏戦の為に掘り始められたトンネルですが、アメリカとの戦いの中で、最終的には全長250km、地下3階の部分もある巨大要塞になりました。

ホーチミンから朝のうちに出発、2時間程、車で移動
ホーチミン辺りは毎日35度くらいの暑さですが、木立の中は午前中のこともあり
過ごしやすく、たくさんの小鳥の囀りが聞こえとても気持ちが良いです。
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       森の中を歩いていくと、突然、解放戦線の女性兵士が!
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       砲弾も展示されています。
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       敵を狙い撃つ為の窓。
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落とし穴の模型。怖いです。


のどかな森の中、、、でもここは40年前まで激戦のただ中に在ったのですね。
足下の地面の中に、何万人ものベトナムの人たちが何年にも渡り隠れ住んで、戦いに備えていたのです。祖国を取り戻すための強靭な意志、忍耐、簡単には想像することが出来ません。

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ここで、ベトナム戦争を学習する簡単なビデオを見ました。
なんと、日本語です。日本人もそれだけ多く訪れるという事でしょうか。
何度も「残忍な」アメリカ兵、というフレーズが出てきて、随分はっきりと表現するのだなぁ、と思いました。日本だったら?・・・という思いがふと浮かんできました。
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地下道の入り口。小さいです。うささんが入ってみました。

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娘も入りました。
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閉めて枯れ葉で覆ってしまえば、どこに入り口が有るか
まるでわかりません。

小柄なベトナム人は入れますが、大きなアメリカ人は侵入することが出来ません。
私は・・・・ほほほ
こちらの入り口から入りました。
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中に入ると細い通路があちこちに繋がっています。
こしを屈めなければ通ることが出来ません。
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ここは作戦会議室。
会議室、病院、休憩をとる部屋、人形で再現されています。
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おっと、人形ではありません。
地下道を案内してくれたレンジャーの方です。

30分余の見学、私たちが見せてもらったのはほんの一部で、地下にはりめぐらされたこのトンネルは
どんなに敵国の兵隊に脅威を与えたことでしょう?
そして、そのトンネルでの生活は、どんなに過酷なものだったでしょう。
今はここを見るために,世界中から観光客がやってきています。アメリカの人も来るのでしょう。
「我々は、こうやって抵抗運動を戦った」それは勝利した抵抗運動の証ですが、南北に分断されたベトナム、当時は同じベトナム人でありながら南ベトナムの政府に加担してアメリカと共に解放戦線と戦った人も多くいたのです。
民族を分断する他国の支配、そこに正義などあったとは思えませんが、銃を手にして命がけで戦った人々ひとりひとりには、それぞれに信じるところが有ったのでしょう。
見終わったあとには、申し込めばライフルや機関銃を試しうちできる、そんなイベントも用意されています。それがイベントであることが、今の平和の証でしょうか。

観光地のそれに違わず、出口のあたりは休憩所と売店があります。
休憩所で,当時の兵隊さんが食べていたキャッサバという芋を蒸したものを御ちそうになりました。
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ナッツ入りの塩をつけて食べます。
ちょっと甘みの少ないサツマイモの感じで、美味しいです。
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これは潰したキャッサバをバナナの葉で包んで蒸したもの。
お砂糖も入っているのか、甘くてもっちりしてとても美味しい!
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芯には潰さないままのキャッサバが入っています。

荒れ地でも育つ芋は、日本の戦中も人々の食の支えになりましたが、
ベトナムも同じなのだと思いました。
この自然の甘みがどんなにか有り難いものだったのでしょう。
何でも不自由無く食べられるようになった私たちは、
今こんな自然食の滋味に再び目覚めたりしています。
私の子どもの頃は、高度成長期。日本もどんどん新しい食品が開発され
そしてさんざん食べたあとに、発癌物質だのアレルギーだの、、、、、
サッカリンが禁止になった時、廃棄される缶詰を父がたくさん持って帰ってきて
家族で食べた、という空恐ろしい思い出があります。

ひとは間違う。
まちがいを繰り返すのかもしれませんが、
戦争だけは、二度とおこりませんようにと祈ります。
ベトナムにも、日本にも、世界のどこにでも。
いえ、おこらぬように祈る前に、今のこの時間にも、
終わっていない戦争があることを、苦しみ続けている人たちがいることを、
自分のありとあらゆる想像力をもって、考えなくてはならないと思います。

戦争証跡博物館、枯れ葉剤、クチ、、、今回の旅は,行く前からけして軽いものでは
ないことが解っていましたが、実際は想像以上に中身の濃いものでした。
でも、本当に行ってよかったです。
そして、次のベトナムの旅5は、美しいベトナムのご紹介です。
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by pukuminn | 2015-05-03 00:06 |
戦争証跡博物館の入り口を入ったところで、キーボードを演奏し、手作りのビーズのバッグや小物を販売しているグループがいます。
皆、枯れ葉剤の被害で、障害を持った人達です。

ベトナム戦争で、物量にものを言わせて攻めるアメリカ軍に対抗して、ベトナム解放戦線はジャングルでのゲリラ戦を展開しました。ジャングルは自然の要塞ともいうべきものでしたが、アメリカ軍は枯れ葉剤をもってそのジャングルを破壊しました。
南ベトナムの森林や農村、田畑に7500万リットルもの枯れ葉剤が撒かれたのです。
農村や田畑にまで撒かれたのは、解放戦線の食料源を断つ為です。
枯れ葉剤を撒かれた樹々は、24時間で変色し始め、1ヶ月余で落葉するそうです。そして更に、新芽が出るのをおさえる為に、くりかえして散布が為されました。
散布面積の合計は170万ヘクタール、ほぼ四国と同じ面積だそうです。
枯れ葉剤には、農薬の100万倍近い毒性を持つ、ダイオキシンが含まれています。
ダイオキシンが人間の体内に取り込まれることで、がんの発生、奇形の発生、免疫の異常、発育の異常などが起こります。
人道的に使っても良い兵器、などというものは有り得ませんが、その中でも核兵器と並んで、最も非人道的な科学兵器と言えるのではないでしょうか?

博物館の方のはからいで、私たちは枯れ葉剤の被害者の方たちと交流する時間をいただきました。
一緒にマットの上に座って、ビーズのとんぼの作り方を教えていただきました。
皆さん成人ですが、わりあい若い方です。たぶん、親の世代が枯れ葉剤を浴びたのでしょう。
指、手足の欠損、視覚聴覚障害、発育障害、様々です。ずっとキーボードでバックミュージックを弾いてくれている彼は眼球がありません。
こうして人前に出て来るまでに、長い時間がかかったと、博物館の方が仰っていました。
でも、自らの障害を展示することで枯れ葉剤の被害を訴え、自らの手で物を作って売ることで、自活の道を目指しています。
私はなんと、とんぼ作りに失敗してしまい、先生のギンさんが自分の作ったのをくださいました。

これが、そのトンボと、気に入って買ってきた可愛いミニポーチです。
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翌日は、特別に許可をいただいて、ホーチミンで一番大きな産婦人科の病院、トゥーヅー病院に併設されている、平和村を訪問させていただきました。
平和村には、枯れ葉剤の影響と思われる、障害をもった子どもたちが暮らしています。

ここの病棟の3階に、平和村があります。
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入り口。PEACE VILLAGEの文字があります。
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3階にあがり一番手前の部屋に案内されました。ここからは,撮影が不可です。
入り口で,皆に抱きついて来た子がいました。背丈は4、5歳児くらい。でも痩せているので、抱き上げると軽いです。あとから、彼がもう15歳であることを知りました。知能の発達は2、3歳児くらいでしょうか?盛んに抱っこをせがみ、外へ連れていくように促すので、ちょっとせつなかった。
訪問者が珍しいのか、小さな部屋に子どもたちが集まってきます。
ここの子どもたちは、ほとんどが親のいない子どもたちです。祖父母たちが枯れ葉剤を浴び、孫の代に障害が出ているのです。生まれた子を見て、逃げ出す親や、治療費が高いのでやむなく捨てざるを得ない親、、、政府の援助も多くありません。枯れ葉剤の被害が明確であっても、未だアメリカからは何の保障も無いそうです。
ちょうど昼食時で、大きな子は小さな子や障害の重い子の世話をしています。
看護師さんにお話を聞きながら、子どもたちと遊びました。
うささんが、持参した絵本をプレゼントすると、大盛り上がり!絵本のうささんの写真と本人を見比べて、大騒ぎ。絵を描いてくれと言いだしたので、たまたま藁半紙の小さなスケッチ帳と鉛筆を持っていた,私が描くことになりました。
最初は十代の綺麗な女の子。きりっとした眉に切れ長の瞳、美人です。描いてあげた絵を見せると、彼女の顔にふわっと照れた嬉しさが広がってお年頃の女の子の表情になりました。それからは、次々と。私は、似顔絵などほとんど描いたことが無いのですが、5人、6人と夢中で描きました。
皆喜んでくれました。絵を描くことが、こんな所で役にたつとは思わなかったです。
絵描きでよかった、と思いました。
そしたら、やはり十代と思われる女の子、リンちゃんが、自分も描くと言い出したので
リクエストして私を描いてもらいました。鉛筆の線に力があります。
リンちゃんは、背丈は大人くらいありますが、知能は7歳くらいなのだそうです。
よーく観察して描いてくれました。子どもの線は迷いがなくて素敵です。
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1時間余り、あっという間の時間でした。
私たちは旅人です。彼らにとっては,通り過ぎて行く人です。とどまって、彼らと暮らすわけではありません。私たちは健常者だけれど、こうして交流すると彼らからもらうものが、遥かに大きく自分は無力です。
博物館の彼らはとても優しく、平和村の子どもたちは明るく可愛く、とても人懐っこいのです。
たくさん癒してもらいました。
お腹の底から感動し、自分もしっかり生きなくちゃと元気をもらいました。
何度でも、ありがとうと、言いたかったです。





by pukuminn | 2015-04-21 06:00 |