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ひろかわさえこの絵本とそれから・・・


by pukuminn

ともだちのやくそく

去年の秋に描いていた「ともだちのやくそく」が上製されました。
そろそろ、書店さんにも並び始める頃です。
13年前に「ともだちになろうよ」
10年前に、「ぼくたちともだち」
かいくんと、うーちゃんの物語も3巻目です。それも久しぶりの。
本の中のかいくんとうーちゃんは、小学生になったから初めの巻からは1、2年の時間が過ぎているのだけど、作者と画家は正直に13年たつので、すっかり白髪が増えてしまいました。

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出逢いを描いた1巻目、ヤキモチの気持を描いた2巻目、
で、3巻目は…?
帯には「やっぱり あいたい!」とあるのです。
あいたい気持ち、あえた幸せ…そして、また…です。
幼稚園の時も、小学生の時も、ちょっと気になるあの子と
隣の席になったり、遠足の時手を繋いで歩いたり、
ドキドキしたものね。
今の子どもたちだって、それは変わらないはず。
いえ、大人だって恋の初めはこんなもの。

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考えたら、あの子のかわいい笑顔が浮かんでくるし


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なんでもない時間が、すごく幸せだったり


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蝶々を見ているかいくんと、かいくんの横顔を見上げているうーちゃん。


前の巻までは、「かいくんが、うーちゃんに翻弄されてかわいそう…」なんていう感想も有りました。(主に男の子のお母さんからね。)
だから、うーちゃんに女の子の可愛らしさを精一杯盛り込んで描いてるのだと、中川さんに言ったら、「それで良いんだよ」と。

この原画を描いている途中に急逝した姉が、このシリーズが好きで、
「うーちゃんみたいに、なりたかった」と言っていました。
しっかりものの姉の、別の顔が見えた気がしたのを、思い出したりしています。



by pukuminn | 2018-01-21 13:04 | おしごと