ともだちのやくそく
2018年 01月 21日
去年の秋に描いていた「ともだちのやくそく」が上製されました。
蝶々を見ているかいくんと、かいくんの横顔を見上げているうーちゃん。
前の巻までは、「かいくんが、うーちゃんに翻弄されてかわいそう…」なんていう感想も有りました。(主に男の子のお母さんからね。) だから、うーちゃんに女の子の可愛らしさを精一杯盛り込んで描いてるのだと、中川さんに言ったら、「それで良いんだよ」と。
この原画を描いている途中に急逝した姉が、このシリーズが好きで、 「うーちゃんみたいに、なりたかった」と言っていました。 しっかりものの姉の、別の顔が見えた気がしたのを、思い出したりしています。
そろそろ、書店さんにも並び始める頃です。
13年前に「ともだちになろうよ」
10年前に、「ぼくたちともだち」
かいくんと、うーちゃんの物語も3巻目です。それも久しぶりの。
本の中のかいくんとうーちゃんは、小学生になったから初めの巻からは1、2年の時間が過ぎているのだけど、作者と画家は正直に13年たつので、すっかり白髪が増えてしまいました。
出逢いを描いた1巻目、ヤキモチの気持を描いた2巻目、
で、3巻目は…?
帯には「やっぱり あいたい!」とあるのです。
あいたい気持ち、あえた幸せ…そして、また…です。
幼稚園の時も、小学生の時も、ちょっと気になるあの子と
隣の席になったり、遠足の時手を繋いで歩いたり、
ドキドキしたものね。
今の子どもたちだって、それは変わらないはず。
いえ、大人だって恋の初めはこんなもの。
考えたら、あの子のかわいい笑顔が浮かんでくるし
なんでもない時間が、すごく幸せだったり
by pukuminn
| 2018-01-21 13:04
| おしごと