ひろかわさえこの絵本とそれから・・・


by pukuminn

広島東城 原画展

10月の後半はいろいろ有りまして、
ブログにアップするのがこんなに遅くなってしまいました。
広島県東城で開催していただいた「ぞろりぞろりとやさいがね」の原画展
10月17日、18日と行ってまいりました!

この時季には珍しい長雨の続く中、東城に到着すると…
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やりました!晴れ女の面目躍如です。早速会場へ


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著作本と一緒に、季節の実りなども飾られて、とても温かな心配りをしていただきました。

そして、とても楽しみにしていた百姓庵「紡」へ

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この景色!雨あがり、畑の野菜の緑がきれい!「紡」のお庭からの景色です。
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ここを訪れた児童書の作家たちの記念樹が並んでいます。
私は可愛く「ひめりんご」にしていただきました。
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にわとりさん


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やぎさん(夫)


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やぎさん(妻)妻には角が!



百姓案「紡」は体験学習が出来る農家民宿です。
今回は時間が無くて残念でしたが、いつかその体験メインで行ってみたい!

夜は心づくしのお料理で、もちろんいっぱい。
囲炉裏を囲んで,広島から来て下さった[子どもの本・大好きの会]の方とも交流。
楽しい時間を過ごさせていただきました。
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囲炉裏で焼けるヤマメと鮎

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これは珍味!上からシシ肉の薫製、ワニの刺身(笑)、お手製の柚餅子
柚餅子は黒い方で乗っているのはクリームチーズ♡


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大きななめこ!北海道の落葉というキノコに似ています。絶品♡



翌日18日は本番。画像が無いのが残念ですが、八幡小学校という全校生徒22人の小学校へ。
広い講堂で絵本のお話をさせていただきました。
授業時間の一時間分という短い時間でしたが、
終わって休み時間になったら子どもたちがわーっと寄って来てくれて
どうもひとり一問ずつ質問を用意してきたみたい。可愛かったなぁ〜

そして次に目指すは、
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なんと素敵なネーミング!本当にタヌキやイノシシが出るんだそうで…



ぽんぽこやま保育園では、あかちゃん絵本の読み聞かせ。ここは園児9人だったかな?
みんな兄弟みたいに育っているところが、なんとも微笑ましく暖かいですね。

ぽんぽこやまを後にして、寄った凄い歴史ある、奴可神社のお祭りも、
神楽を踊っているのはみんな子どもたち。村の長老から教わるのだそうです。
このお祭りにあわせて、七五三もお宮参りも、老若男女が皆集う。
もう都会では無くなってしまった地域の繋がりが、皆で子どもを守り育てていく…というような
とても懐かしいものがありました。

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去年は事情があって,諦めてしまった東城、今年は行けて本当に良かったです。
日本の田舎の素敵なところがいっぱい詰まった、また行きたい♡という所でした。
お世話になった皆様、本当にありがとうございました!

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旅立つ朝の百姓案「紡」






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他所には出ていないという酒造のお酒、買って帰りました。


おや、もうへっている…

























# by pukuminn | 2017-11-07 16:03 | イベント | Comments(0)

わんわん探偵団のこと

「わんわん探偵団」の16刷が届きました。
初版が2002年なので、15年間に毎年一回くらいのペースで版を重ねたことになります。
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ページをぺらぺらとめくりながら、いろんな事を思い出しました。
この本は、約150ページくらいありますが、全ページに絵が入ります。これはちょっとしたボリューム!
しかも、推理ものなので、絵の中にヒントを隠していたり、物や背景の位置関係なども重要、
主人公の本業(?)が犬のトレーナーなのであらゆる犬種が出て来ます。
なのでかなりきっちりしたラフスケッチを描いて作家チェックを受けなくてはなりません。
150ページ分の絵を、ラフスケッチ、下書き、本描き、三回描くわけで、
楽な仕事なんて無いから当たり前とはいえ、幼年童話の挿絵がほぼ初体験だった私は、ふーふーひーひー。
このシリーズは、「わんわん探偵団・おかわり」「わんわん探偵団・おりこう」と続き、
さてどれだけわんちゃんを描いたことでしょう?!
登場人物を描き分けるのも面白く、外の見える喫茶店で道行く人をメモ風にスケッチした事もありました。
当時,長女は中学1年、次女は小学校2年、実はこっそり登場させています。

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好物のいも天を買っているのが長女

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ニコちゃんTシャツの子が次女

こんな風に、本に描き込まれるのは、絵描きの子どもに生まれた特権か?いや迷惑かもしれません。
でも、今となっては思い出深い本になりました。
15年こつこつ売れて、今も店頭にあることもありがたく、
手を動かすことで鍛錬にもなったし、犬を描き分けるのもね!
なんせ、犬のスタイルの千差万別な事といったら猫の比ではありません。
作家紹介のページでは、杉山さんも私も犬に化けて…
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もちろん、本文中にも潜んでいますよ。
ね!↓

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# by pukuminn | 2017-09-08 14:30 | おしごと | Comments(0)
待望の(個人的にです)絵本が出来て来ました。
春に描いていた絵本、当初は7月出版を目指していましたが
諸々の事情から、9月の出版になりました。
十五夜さんまでには、店頭にも並ぶとのこと…

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タイトル文字も、「思い切り遊んでください」という私の依頼に
120%応えてくださった、デザイナーの山崎理佐子さん、感謝です。
丁寧な編集で支えて下さった、偕成社編集部のSさん、ありがとうございました。
おかげさまで、楽しい一冊が出来たかと、自負しています。

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扉です。扉の中で冷蔵庫の扉がそっと開いて…

私は絵本作家の他に主婦業も兼業していますが、
こちらはあまり胸を張って言えるような事ではなくてね、仕事を言い訳に手抜きし放題なのです。
日々の食材はほとんど生協でお願いしていますが、消費するつもりで買った野菜達…
忙し過ぎて作れなかったり、用事が出来て外食が続いたりすると、
とても申し訳ない事になるのです。
そういう野菜達を生ゴミに出すときは、本当に心がズキズキするのです。
この野菜達、怒ってるんだろうな…って。
そういう積年の後悔から生まれた絵本です。
愛すべき野菜達に「ごめんなさい!」の気持ちを込めて描きました。
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一生懸命描きました。

思えば、この絵本の発想の芽が出たのは18年も前のこと。
娘たち二人と、山梨の友人のお家に遊びに行く道中、小さなノートに落書きして遊んでいた時に
たくさん野菜の絵を描きました。その中に芽を出したジャガイモの絵があります。
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これこれ。


こんな落書きから、始まったのだなぁと、なかなか感慨深いものがあります。
絵本が生まれる場所は、遠い所ではありません。
私の場合は特に、半径10メートル以内な気がします。






# by pukuminn | 2017-08-21 18:12 | おしごと | Comments(0)

海をわたれば

絵本は絵と文でできている…のはあたりまえ
のことですが、文の書体についても,出版にあたってはいろいろ考えます。
まずは絵との相性、それから内容との相性
表紙のタイトル文字などは、手書きにする事も多いです。
本文の文字でも,色、大きさ、配置も絵本によってはとても考えます。
特に文字のまだ読めないあかちゃんの絵本は
文字も絵の一部として捉えてもいいのかなぁ?くらいに
思っています。
文字も表現の一部です。
読む時は、それに音やリズムが加わるから、より豊な世界になるのでは?と
思います。絵本を創る時は,必ず声に出して読んでみます。
講演会などでは、必ず何冊か読んでみます。
読み聞かせてもらう側の幸せ感を、いくらかでも味わってもらえたらな、と思っています。

ちょっと脱線しましたが、絵本の文字の話です。
私の本もたくさん中国や韓国で出版していただきました。
小さな子の絵本では韓国の簡体字はとてもマッチします。
あかちゃん絵本でも中国では漢字です。そりゃあそうですよね。
でも、中国の赤ちゃんは、全部漢字なのに
いくつくらいから自分で読めるようになるのかな?なんて
つい思ってしまいます。
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私のあかちゃんえほん「ちいさなやさいえほん」のシリーズが、
タイで出版されました。
タイ語は初めてです。
「わあ、タイの文字ってかわいい〜!」

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本文もこんなです♪ 楽しい記号みたいに跳ねたり踊ったりしています。

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 ぱっ ぱっ ぱ

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ぱら ぱら ぱら

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ごし ごし ごし


この文字たちは,声にだしたらどんな音なのでしょうね?
後日、出版社の方から、実際にタイの幼稚園に置かれている画像をいただきました。
ほ〜これが,タイの幼稚園か〜、ぷちとまとちゃんがテーブルに乗っています。
行ってみたいなぁ〜

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☆タイの幼稚園の画像は撮影者に許可をいただいて載せています









# by pukuminn | 2017-07-26 17:11 | おしごと | Comments(0)

滝平二郎展

すっかり梅雨空になりました。久々の更新です。

昨日、「そうだ!もう会期が終わってしまう!」と出先の帰りに、三鷹市美術館で開催中の「滝平二郎展」に行って来ました。
滝平さんの「きりえ」は朝日新聞の日曜版の8年4ヶ月に渡る連載であまりに有名ですが、本来は木版画家であり、児童出版美術家連盟が出来た年からの会員で,絵本作家の大先輩にあたる方です。
そういう意味ではかなり見慣れてしまった絵のイメージがあったのですが、これが期待をはるかに超える素晴らしい展示でした。
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私が特に好きだったのは、古い時代の農民を題材にした木版画でしたが
荒削りながら一刀一刀が実に的確で、農夫の内面まで踏み込んだ表現に何度も会場を戻って見入りました。
後の「八郎」や「三コ」に描かれた大男の、見事に鍛えられた筋肉の美しさが、労働の賜物である事がわかります。

有名な先輩といえども、その年譜はほとんど知らずに来たのですが、
滝平さんは、21歳の時に太平洋戦争に徴兵され、あちこちの戦線を転々とした後に、
沖縄で終戦を迎えています。
何ヶ月にも渡り,沖縄の山地を逃げ回った悲惨な体験を描き残したペン画も展示されています。
そして、戦後おもちゃも絵本も無い時代に甥っ子さんの為にと、アンデルセンの「裸の王様」を版画で手作り絵本に仕立てたとのこと。…そして、何故「裸の王様」を選んだのか?
ここで全部書いてしまっては、これから見にいかれる方に申し訳ないので書きませんが
たいへん心惹かれるエピソードです。

三鷹市美術館は、時々凄く良い展示をするのに、あまり宣伝をしていないせいか?たいがい空いていて、ゆっくり展示が見れるので、とても好きな場所です。
「滝平二郎展」は7月2日まで。
是非、急いで見に行って下さい!三鷹市南口のデッキから直通のコラルビル5階です。

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# by pukuminn | 2017-06-28 17:22 | 日々のこと | Comments(0)